SEL135F18GM FE 135mm F1.8 GM(単焦点レンズ)
GM(ジーマスター)シリーズの135mm単焦点レンズ。
長さ:12.7cm、重さ:約950g(フード含まず)と私的に散歩で持ち歩けるギリギリのサイズと感じるかなり大きめのレンズです。
SEL135F18GM(FE 135mm F1.8 GM)の特徴について
SEL135F18GMは一見、SEL70200GMを半分にカットしたようなアンバランスな印象ですが、フードを付ければちょうど良いバランスとなります。似たシルエットのSEL100F28GMを一回り大きくした感じですね。
回転リング部分が2カ所、スイッチ3カ所、ボタンが2カ所と、ボタンが2つの部分以外はGM単焦点レンズのオーソドックスなスタイルです。
中でも重要と思えるのがAFの作動域を絞るスイッチで、オールマイティーなFull、アップや花などを撮る近接用の70cm-2m、望遠用の1.5m-∞と、用途に合わせて切り替えることで解放(F1.8)でもかなり高速かつ正確なAFの精度を実感できます。
この焦点距離135mmは85mmとともにポートレート撮影で定番ですが、マズルが出っ張っている犬の場合はこちらの方が向いているのではないでしょうか。
ただし、135mmはリードで繋がった状態だと顔のどアップですら一杯一杯の距離、最低でも愛犬から2.5メートルくらいは離れないと満足に撮れません。
ですので、ある程度の距離を取れる場所でロングリードや「まて!(ステイ)」、お立ち台などで愛犬から離れて撮ることが前提となるレンズです。
レンズの評価基準は犬の撮影、特に小型犬(パピヨン)を撮るためだけの視点で書いています。なので風景や人物など被写体によって評価が異なる可能性があることをご了承くださいm(__)m
SEL135F18GMの撮影サンプル
各画像をクリック(タップ)すれば元画像が表示されます。稚拙で恥ずかしい限りですが、レンズの写りの参考となれば幸いですm(__)m
レンズサンプル写真の設定=各カメラとも同じ設定「画質:JPEG(エクストラファイン)・AFモード:AF-C・ISO感度:オート・調光モード:マルチ・ホワイトバランス:オート(雰囲気重視)・Dレンジオプティマイザー:オート・クリエイティブスタイル:ライト」で撮ったjpeg画像をlightroomで露出(明るさ)と水平のみ補正したものです。※一部lightroomの自動補正ボタン押してしまってます
私(とーちゃん)のSEL135F18GMレビュー
私(とーちゃん)の愛用度:5.0かーちゃんの愛用度: 4.0
出る出る!とかなり前から噂されていたものの、すっごい長いこと待たされた感のあるSEL135F18GM。
このSEL135F18GM最大の特長は凄まじいシャープさと非常になだらかなボケ。ピント面付近は鳥肌が立つほどシャープ!そこから前ボケ、後ろボケともなだらかに~なだらかに、あんぐりするほど強烈にボケていきます!!
特に前ボケが良い感じでSEL100400GMの350mm~400mm辺りと同レベルのボケ具合ながら、格段にキレイと思えてます。
とにかく強烈にボケるので、愛犬がアップに写る距離(約2mくらい)を解放(F1.8~F2.2くらい)で狙うとだいたい10m以上離れた背景はほとんど溶けてしまうようなボケ方をします。
なので、いつも撮ってる公園でも全く違う印象の写真が撮れるのも新鮮!もちろん、絞ってSEL100F28GMのような景色を活かしたタッチも可能です。(※同じタッチになるとは言っていない😅)
一方、ピントが合っているところは凄くシャープでクッキリ鮮明!むしろしっかり写り過ぎてプリンスのよだれや涙がむちゃくちゃ気になります・・lightroomなどで少し緩くした方がよい感じですね💦
お気に入りだったSEL70200GMを犠牲にしたことで不満気味だったかーちゃんも、いざ使ってたら即お気に入りレンズ♡強烈な玉ボケがポイントみたいです✨
使いづらいイメージの焦点距離も慣れの問題で慣れてくれば、大体どのくらい離れれば良いか分かってきますし、このレンズだと辛い状況以外は積極的に使いたい魅力がありますよ。
なお、大きさ、重さに関しまして、太さが気になる見た目の割には手でなんとか振り回せ、斜め掛けで半日歩き回ってもそこまで気になりません。

ただし、私の場合、SEL70200GM(長さ:約20cm、重さ:約1,480g)と比べて小さくて軽い!なので、良くにているSEL100F28GMと比べるとやはりちょっと重くて大きいと感じます。
なので、SEL24105G辺りがデカくて重い・・と感じる人には扱い辛いかも知れません。。
ちなみにこのレンズの比較対象として、同じ焦点距離のシグマのart、マウントアダプターを介してキヤノンのレンズも考えていました。
これらのレンズと比べるとお値段の差がかなり大きいので、動きが少ないポートレート風用としてなら他社製もありと思えますが・・
走っているシーンなど「動きの激しいシーン」も狙うなら断然SEL135F18GM!
動物瞳AFと合わせればとF1.8付近でもドンズバな写真を連発できるのは冗談抜きでヤバすぎ!!このAF精度だけみても妥協しなくて良かったと感じています!!
最後にこのレンズの残念なポイントとして・・
「テレコンバーターが付けられない!!」
これさえ出来ればAPS-C機との組み合わせで究極の犬撮りレンズになったと思えるだけに残念です。。
後、AF作動範囲の切り替えスイッチが固すぎ!個体差かと思ってましたが、価格COMでも同じ事を言っている人が居たので固い傾向なようです。とにかく爪がパキっと折れそうなくらいなので、伸ばしている方は要注意ですね💦
なお、他社に比べ、お値段高杉なのはいつもの事・この軽さでシグマのを凌ぐAF性能だけに仕方ないと思えます。。
以上、どうしようもないテレコンの件に目をつむれば今のところはスイッチの固さ以外に不満はありません。ほぼ同時に手に入れたSEL24F14GMも素晴らしいレンズですが、それ以上に大満足!!このSEL135F18GMは至高のレンズと思えています😃
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